妊活 男性

不妊の半分は男性に

 妊活、と聞くと、女性がするものと思われるかも知れませんが、これは夫婦で取り組まなければいけないものです。つまり、男性も。何故なら、不妊の原因の半分は男性にあるからです。

 

 かつて不妊の原因と言えば女性、と思われていましたが、今は「4割が女性、4割が男性、残り2割は原因不明」が定説となっています。

 

 でも、男の妊活って何すれば良いのだろう?。と、悩んでいる方、妊活で男性が最初に絶対やっておくべき事があります。

精子検査

 妊活で男性が最初に絶対やっておくべきは「精子検査」です

 

 では、何故精子検査を受けなければいけないのか、精子検査とは一体何を検査するのでしょうか?。

 

 具体的な検査内容は

 

     精液量:1回の射精による精液の量
     精子数:1回の射精で精液に含まれる精子の固体総数
    精子濃度:精液1mlあたりの精子の個体総数
  総運動精子数:総精子数×運動率
 精子正常形態率:精液中に存在している正常な精子の形態率

 

 等になります。簡単に言うと、精子の数や、その精子が健康であるかどうかを調べるのです。当然この数値が低いと、妊娠する確率は下がります。場合によっては直ちに不妊治療が必要となることがあります。

男性不妊の原因

 ここで、男性不妊の原因について触れておきます。

 

  乏精子症:精液の中の精子の数が少ない状態
 精子無力症:精子の運動性が低下している状態
 奇形精子症:精子の形状が通常とは異なる形のものが多い症状

 

 この3つはOAT症候群と呼ばれ、男性不妊の原因の総称です。

 

 OAT症候群を引き起こすのは、精巣が精子を作る機能に何らかの障害が発生する「造精機能障害」だと言われていますが、造精機能障害が起きる原因はよく判っていません。
 ただ、その中で精索静脈瘤が原因1つと言われています。
 

精索静脈瘤


 精索静脈瘤は、睾丸上部に流れる静脈が異常肥大、血流障害によって生じた腫れが精索を圧迫、睾丸の温度を上昇させ、精子を作る機能に悪影響を及ぼす(精巣は熱に弱く、体温より2℃程度低い状態で良く機能すると言われている)と考えられています。

 

 この精索静脈瘤、決して珍しいものではなく、一般男性の15%に認められ、男性不妊患者の40%に認められるとされ、男性不妊においては大変メジャーな症状です。現場の医師の中には、5割を超えるという声もあるほど。

最悪の可能性

 言うまでもありませんが、OAT症候群や精索静脈瘤があると、妊娠する可能性は極端に落ちます。そんな状態で妊活を続けていても、時間を無駄にするばかり。

 

 妊活は時間との闘いですから、まず精子検査で、OAT症候群や精索静脈瘤と言った最悪の可能性を潰しておくのです。何しろOAT症候群や精索静脈瘤は殆ど自覚症状が無く、自分では中々気がつきません。

 

 しかし、「もしOAT症候群だったらどうしよう」などと怖がらないで下さい。OAT症候群は生活習慣の改善や抗酸化療法で、精索静脈瘤も手術による治療が可能です。

精子検査の方法

 ではその精子検査、何処でどうやってやるのか?。

 

 通常は病院で精子を採取(採精)して提出し、検査してもらうのが一般的です。しかし、女性も多い婦人科やクリニックでの採精に抵抗を感じる男性は多く、二の足を踏んだり、きっと大丈夫等と何の根拠も無い楽観論で自分を誤魔化す人も。

 

 もう一つ問題なのが、精子検査をしてくれる病院が意外に少ないことです。しかも、「不妊治療目的の精液検査はやってません」と断る病院もあったりします。不妊治療以外のどんな目的で精子検査をするって言うんでしょうね?。

男性不妊外来

 おすすめは、男性不妊外来や男性妊活外来のある病院です。

 

 最近は既婚者だけではなく、これから結婚や婚活を予定している独身男性も事前に精子検査をする、いわゆるブライダルチェクをする人も増えています。

自宅

 しかし、それでも病院へ行くのに抵抗がある。忙しくて病院へ行く時間がとれない、と言う場合、自宅で採精、郵送で検査をしてくれるサービスもあります。

 


自宅で精子検査したい方はこちらから

まとめ

・妊活を始めるなら、最初に精子検査をするべき
・精子検査で不妊の原因を見つけることが出来る
・OAT症候群の原因となる精索静脈瘤は、一般男性の15%に認められる
・精子検査は男性不妊外来、男性妊活外来のあるクリニックがお勧め
・自宅で採精し、郵送で検査するサービスもある